図1　ルネサス会長兼CEOの作田久男��(hu━)

なぜルネサスがプライベートイベントDevConを開��(h┐o)したのか。その理�y(t┓ng)を会長兼CEOの作田久男��(hu━)(図1)は次のように基調講演で述べた��「会長に��任して1�Q3ヵ月。この間、ルネサスを変革してきたが、本日は変革しているルネサスを��感してほしい」。ルネサスは、これまでの顧客に言われるままに����を作って売るだけの古いビジネスモデルから、顧客に提案するソリューションビジネスへと変わってきている。その変貌ぶりを見せつけたといえよう。

先週ルネサスが発表したR-CarシリーズのSoCチップでは、開発から参加するパートナーが131社に�\えたという（図2）。ルネサスエレクトロニクスが誕�擇靴榛△蓮▲襯優汽好謄�ノロジ�笋�SHアーキテクチャと、NECエレクトロニクス�笋�V-850アーキテクチャのエコシステムのパートナー企業がいた。いずれもそのアーキテクチャが�M(f┬i)��して使われるのかどうか、ソフト開発やボード開発のパートナーたちは疑心暗�､亡戮�、合���iの予�[通り、合��後パートナーは��(f┫)っていった。これまでの企業の単なる合��では、どちらかがどちらかを�{い出したり、その逆に遠慮し合ったりして、シナジー効果を�擇濬个垢海箸��Mしかった。この合��でも、せっかくそれぞれが構築してきたエコシステムが崩れる恐れがあった。どちらかのアーキテクチャが消えてしまう心配があったからだ。

図2　R-Carのエコシステムには131社が参加

最�Zのルネサスの変貌ぶりは、同社執行役�^常��で�Z載グループを率いる�j(lu┛)��隆司��(hu━)の言��からもわかる。同��(hu━)は次のように言う��「ルネサスはARMアーキテクチャも使っており、どのアーキテクチャを使うのかはユーザーが��めることです。我々は、どのアーキテクチャでも�官�できるメニューを提供します」。ルネサスは今や開き直って、どれでも使えるCPUアーキテクチャを�eつ半導��メーカーとなった。こうなるとパートナーにとって、どれも���Tしているので、�W心してソフト開発ができるというもの。クルマ��の情報�USoCはR-Carシリーズで、�U(ku┛)御��のマイコンはRH850と、基本的なプラットフォームで今後のそれぞれの機�Δ鮗存修靴討い�。

基調講演の中で、�j(lu┛)����(hu━)（図3）はクルマ��の半導��は、直接の顧客のさらに�屬瞭宛�を��(m┬ng)ることが�_要だとして、消�J�vのニーズを4つ挙げた。1)エコカー/�\�J向��、2)メンテナンス性、3)�W��性向��、4)クルマのIT化、である。1)の内�\エンジンの低�\�J化�\術には、高性�Ε泪ぅ灰鵑塙盪@度・低��失のアナログ�\術がある。次世代のHEVやEVではモータ�~動ECUの小型軽量化によりモータ効率を向�屬気�、マイコンやIGBT、それらを分�`するアイソレータなどが��要になる。

図3　同社執行役�^常��兼���kソリューション��業本�霙垢僚j(lu┛)��隆司��(hu━)

2)のメンテナンス性の向�屬任�、ネットワーク経�y(t┓ng)で�U(ku┛)御プログラムを�T��できるフラッシュマイコンが求められる。�j(lu┛)容量のフラッシュROMとセキュリティ�v路を搭載したRH850のバージョンアップを�M(f┬i)��していく。

3)の�W��性向�屬砲�、�W���U(ku┛)御�\術とセンシング認識�\術が不可�L(f┘ng)。交通��故をなくすための�W���U(ku┛)御にもRH850は使える。クワッドコアや�j(lu┛)容量フラッシュメモリを集積した最新版のRH850は、ISO26262 ASIL-Dに適合し、加えてハードウエアでのセキュリティEvitaにも�官�する。もちろん、CANやLIN、FlexRay、Ethernetなどの通信インタフェースも搭載したうえで、消�J電��は0.9Wと低く、放�Xフィンは要らない。Tjmax150℃保証も行う。まさにクルマの�U(ku┛)御機�λ���なチップといえよう。

3)の�W��性向�屬砲榔薪��мqを担う高�]のデータ処理�ξ�を�eつR-Carもある。これは4)のクルマのIT化にも使える。先週発表したR-Car V2H����は、1チップでクルマの周囲360度をモニターする。しかも走行中でもリアルタイムで人やバイクなどの動く����も検出する。��来のサラウンドビューなら真�屬���点からしか画�気鮃臉�しないが、R-Carはその��点を高さ��(sh┫)向に90度から30度まで変えることができ、水平��(sh┫)向の周囲は360度見渡せる。4��のカメラからの映�気鮃臉�する�lだが、その合成処理にこのチップを使う。加えて、動く����の認識、グラフィック�W画なども同時に処理する(詳細は参考�@料1)。

クルマのIT化は��(j┤ng)来の�Z�Z間通信、クルマと周囲との通信なども使うようになる。無線の電�S周�S数帯として国内、欧��(sh━)でも使えるようにそれぞれ760MHz、5.9GHz帯をカバーしている。コックピットのディスプレイ表��(j┤)コンピュータにももちろん使う。これからのクルマには�]晶ディスプレイが���海気譴襦�ナビの情報表��(j┤)だけではなく、ドアミラー��（参考�@料2）、さらには�]度メータやガソリンメータなども�]晶になる。まさに総合コックピットといえよう。ここにはドライバの個人認証も加わり、盗�M防�Vにつなげる。

ルネサスの売り�屬欧�60%を��めるというクルマ以外の�噞・�c�擇涼���の未来には、IoT（Internet of Things）がやってくる。同社のクルマ以外の��二ソリューション��業本�霙垢納更毀鱠^常��の横田��和��(hu━)（図4）は、「モノにインテリジェンスを与え�O��させ、モノ同士をつなぐことで新しい価値を�擇濬个靴泙�。それを�мqします」と語る。さまざまなセンサを使い、デジタル処理してクラウドへ送信するIoTとそのシステムの問��は、1)データ量�\�j(lu┛)によるトラフィックの�q�]、2)盗聴や乗っ�Dり防�Vなどセキュリティの確保、3)IoT機�_(d│)�\�j(lu┛)による省エネルギー、を挙げた。

図4　同社執行役�^常��兼��二ソリューション��業本�霙垢硫Ｅ頂�和��(hu━)

IoTが応��される分野として、都�x、家庭・オフィス、工場を採り�屬押△修譴召譴量筱�と解��策を述べた。まず都�xでは、����の省エネ化と防�瓮轡好謄�、社会インフラの構�]�颯皀縫織螢鵐哀轡好謄爐悗離魯奪�ングが問��としてあり、防�瓮轡好謄爐離優奪肇錙璽�カメラにおけるデータトラフィック量の�\加に�瓦靴討呂錣困�-1dBの画��劣化で済むような高圧縮のH.265�\術を�eっている。ハッキングに�瓦靴討�30�Q、出荷40億個の実績があり、コンピュータセキュリティの国際��格であるCC（Common Criteria）認証を�D�u(p┴ng)した半導��メーカーだと誇る。ルネサスはカギを破られないようにするため、ハッカーからの異常電圧を検出すると情報を消したり、ハード的に出��電流をかく乱させたりしているという。ハッカーとはイタチごっこが��くため、�kつの�\術を開発してもそれだけに頼らず、次々とセキュアな新�\術を開発中だとしている。

家庭やホームでは、省エネが最優先。��に電��消�Jが�Hいモータのインバータ化を推進する。現在インバータ化されていない世�c中のモータの内、10%をインバータ化しても����発電所430基分に相当する省エネができるという。エレクトロニクスのスキルをあまり�eっていない顧客のために開発ツールを提供する。また、無線通信機�_(d│)では、�p信感度やジャミング��性、省エネに関して、�X(ju└)況に応じて�O動的に調�Dする、アダプタブルRF�\術を開発しているという。

家庭����で�R�`されるIoTとして、ウェアラブルなライフログ��のウォッチを見せた(図4)。Bluetooth Smart��格に基づき電�Sをスマートフォンに飛ばし、そこからクラウドに�屬�、タブレットやスマホで心拍数や���a(b┳)などの����データを見るというデバイスだ。同社の�eつSmartAnalogデバイスを使い、ソフトウエアでアナログの設定値を変えられるという��長を�eつ。このウォッチは、ルネサスと共に開発するエコシステムを�W(w┌ng)��したため、わずか3ヵ月で試作できたと横田��(hu━)は述べた。

工場向けには、機���W����格IEC61508-SIL3をサポートしており、�W��なマイコンR-INを開発した。�攵掚を�屬欧襪燭瓩��U(ku┛)御の�]度を�屬欧燭箸い���長がある。ガラスの筒の中に入れたピンポン玉の位��を�U(ku┛)御するというデモを見せた。サンプリング周�S数を�屬押∋@度を高めても消�J電流が低いというデモである。消�J電流を下げるために、独�OのRTOSを開発し、プロトコルをハードウエア化した。イーサネットのヘッダーの並び��えやメモリコピー、チェックサムなどをハードウエアにして�](m└i)縮した。このイベントでルネサスはR-IIコンソシアムを発�Bさせた。現在は20社が参加しており、パートナーをもっと�Hく�\やそうとしている

参考�@料
1. 走行中も周囲の歩行�vを映し出す、ルネサスのサラウンドビューLSI (2014/08/29)
2. 「クルマのドアミラーはもう要らない」 (2014/05/22)